レジ横に置いたカードが、減らない
書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)
ショップカードや紹介カードを刷って、レジ横のスタンドに立てる。ひと月たって見ると、束の高さが変わっていない。角だけ少し丸くなっている。
そこで考えるのは、たいてい置き場所です。レジの右から左へ移す。目線の高さに上げる。「ご自由にどうぞ」の札を付ける。私も最初に手を付けたのはそこでした。
それでも減らないなら、場所の問題ではなさそうです。
見えているのに、持って帰る理由がない
会計のあいだ、お客様の目にカードは入っています。入っているのに手が伸びない。もう店の場所も名前も知っているので、自分には要らない紙だからです。
以前、口コミをお願いするカードは置くだけでいい、と書きました。あれはその場でQRコードを読み取れば用が済む紙です。持ち帰ってもらうカードは事情が違って、持って出たあとに使い道がないと、財布に入れる理由がありません。
使い道というのは、たとえば誰かに渡すことです。「肩がつらいって言ってた妹に」「駐車場の場所が分からないと言っていた友人に」。そういう顔が浮かんだときだけ、カードは持って帰られます。
その顔を浮かべてもらうのは、紙よりも会話のほうが得意です。だから置き場所を探すより、どの場面で、どんなひと言と一緒に渡すかを先に決めます。
今日からできる最初の一歩
③のひと言は、AIに案を出してもらうと早いです。②で書いた場面をそのまま渡して、押しつけにならない言い方をいくつか頼む。出てきた中から、自分の口で言えるものだけ残します。言いにくい言葉は、忙しい日に出てきません。
毎回渡そうとしなくていいと思っています。話が出たときだけ。それなら勇気はあまり要らないはずです。
- ① いま置いているカードを手に取って、「これを持って帰った人は、次に何をするのか」を一行で書く。書けなければ、減らない理由はそこにあります
- ② 最近、お客様のほうから家族や知り合いの話が出た場面を思い出して書き出す。「うちの母も腰が」「職場の子が探していて」など、相手の言葉のままで
- ③ その場面で添えるひと言を決める。「よかったらその方に」くらいの短さで足ります。長い説明はカードに任せます
- ④ カードはレジ横から、自分の手がすぐ届く場所へ移す。話が出た瞬間に出せないと、次の会計の準備に流されます
入り口の先へ
ここから先は、お店ごとに違ってきます。会計が立て込む店だと、ひと言を添える余裕がそもそもありません。その場合は袋に入れる、レシートと一緒に渡す、といった形のほうが合います。施術や接客のあとに話す時間がある店なら、渡す場面はレジより手前にあることが多いです。
一宮AIラボの20分の無料AI診断では、いま置いているカードを持ってきてもらって、誰に渡ってほしい紙なのかから一緒に整理しています。刷り直すのは、渡す場面が決まってからで間に合います。