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名刺の裏が白いまま渡していませんか

書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)

地域の集まりや異業種交流の場で、名刺を何枚か交換して帰ってくる。こちらも渡した。それで何かが始まったかというと、たいていは何も始まりません。

しばらくして相手の机の引き出しから、輪ゴムで束ねた名刺が出てくる。名前を見ても、どんな話をした人だったか思い出せない。逆の立場になれば、自分も同じことをしているはずです。

私もそうでした。表に屋号と名前と電話番号を入れて、裏は白いまま。印刷代が上がるのが嫌だったのと、何を書けばいいか分からなかったのと、半分ずつです。

名刺は、その場ではなく後で効く

渡している最中は、目の前に本人がいます。何をしている人かは口で説明できるので、紙に書いてあるかどうかは関係ない。名刺が仕事をするのは、相手が一人になってからです。

そのときに残っているのは、表の屋号と名前だけ。「一宮市の整体院」と書いてあっても、肩こりを何とかしたい人が数か月後にそれを掘り出す理由にはなりません。

だから裏には、相手が後で思い出すための手がかりを置きます。かっこいい会社紹介ではなくて、「こういうときに声をかけてください」という一行です。

今日からできる最初の一歩

④は面倒に見えますが、ここを飛ばすと箱で刷ってから気づきます。文面をAIに考えてもらうなら、①で書き出した相手の言葉をそのまま渡して、候補を何通りか出してもらうといいです。ゼロから考えてもらうと、どこかで見たような会社案内の文章が返ってきます。

QRコードを入れるときは、刷る前に自分のスマホで一度読み取ってください。印刷してから気づくと、その箱は使えません。

  • ① 直近で受けた相談を三つ思い出して、相手が使った言葉のまま書き出す。「パソコンが苦手で」「夕方になると肩が重い」など、こちらの専門用語に直さない
  • ② その三つを見比べて、共通している困りごとを一行にする。これが裏の主役になります
  • ③ 一行が決まったら、連絡の入り口を一つだけ添える。電話・LINE・予約ページのうち、自分がいちばん取りこぼさないものを選びます
  • ④ いきなり印刷せず、家庭用のプリンタで数枚出して一週間持ち歩く。渡すときに自分で読み上げてみると、言いにくい言葉が見つかります

入り口の先へ

ここから先は、お店ごとに違ってきます。名刺を渡す相手がお客様なのか、紹介してくれる同業の方なのかで、書く一行はまるで変わります。渡す枚数が少ない商売なら、名刺より口コミカードのほうが向いていることもあります。

一宮AIラボの20分の無料AI診断では、いま使っている名刺を一枚持ってきてもらって、裏に何を置くかを一緒に考えています。刷り直す前に、まず一行だけ決めてみましょう。

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