AI伴走顧問

うまくいった月ほど、何をしたか思い出せない

書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)

月が変わって、帳簿なり予約表なりを開く。今月はわりと良かったな、と思う。それで、来月も同じようにやろうと考えた瞬間に、手が止まります。

同じようにって、何をですか。チラシを配ったのは先月だったか、先々月だったか。新しい投稿の書き方を試したのは、たしか上旬。紹介で来てくださった方が続いたのは、たまたまだったのかもしれない。思い出そうとするほど、輪郭がぼやけていきます。

反対に、悪かった月のことはよく覚えています。あの日暇だったな、あの問い合わせを逃したな、と。都合の悪いことほど記憶に残るので、振り返りが反省会になりやすい。

残っているのは結果で、行動ではない

お店には、数字だけがきれいに残ります。売上、来店数、予約の入り方。これは勝手に貯まっていく。ところが、その数字を作った行動のほうは、誰も記録していません。やっている本人は覚えているつもりなので、書かないんです。

私もそうでした。うまく回っていた時期ほど忙しいので、記録どころではない。落ち着いた頃に振り返っても、残っているのは結果の数字だけ。あのとき何が効いたのかは、もう推測するしかありませんでした。

たちが悪いのは、思い出せないと人は無難なほうを選ぶ、というところです。効いたかどうか分からないものを、とりあえず全部続ける。やめる判断ができないまま、手だけが増えていきます。

必要なのは立派な日報ではないと思います。その日にいつもと違うことをしたかどうか、それだけが後から効いてきます。

今日からできる最初の一歩

一行なので、三十秒もかかりません。続かないときは、書く内容が多すぎるのだと思って削ってください。

一か月ぶんたまると、読み返したときの手ざわりが変わります。良かった月に、その手前で何をしていたかが見える。悪かった月に、何もしていなかった週が見える。反省会ではなく、材料になります。

  • ① 置き場所を一か所だけ決める。スマホのメモでも、レジ横のノートでも構いません。分ける前に、まず一か所
  • ② 一日の終わりに一行だけ書く。「今日いつもと違うことをしたか」だけを書く。何もなければ「なし」でいい
  • ③ 書くのは行動だけにする。良かった悪かったの感想は書かない。感想を入れ始めると、書くのがしんどくなって続きません
  • ④ 月末に、その月の行を上から読む。読みながらAIに「この行動の並びから、来月も続けたいものと、やめてよさそうなものを分けて」と聞くと、自分では拾いにくい共通点が出てきます

入り口の先へ

ここから先は、お店によって見るところが変わります。予約が動く業種なら曜日の並び、物販なら仕入れた日との距離。何を一行に残すかは、その商売の形で違ってきます。

一宮AIラボでは、20分の無料AI診断で、いまお店に残っている記録と、残っていない記録を一緒に見ています。まず何を一行にするか、そこだけ決めて帰っていただく形でも構いません。

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