AI伴走顧問

相談の日までに、用意しておくといいもの

書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)

相談の予約を取ったあと、前の日あたりで急に不安になる方がいます。何を持っていけばいいんだろう。パソコンに詳しくないのに、専門用語で聞かれたらどうしよう。そういうご連絡を、私もときどきいただきます。

結論から言うと、手ぶらで来ていただいても話は進みます。ただ、前の日に十分ほど手を動かしておくと、当日に踏み込める深さがずいぶん変わる。もったいないな、と感じることが実際にありました。

何を用意するか。難しいものではありません。資料でも、企画書でもないです。

困っていることより、いつもやっていること

相談の場で一番よく起きるのが、「何に困っているか」から話し始めて、うまく言葉にならないまま時間が過ぎることです。困りごとというのは、抱えている本人にとっては当たり前になりすぎていて、かえって思い出せないものなんです。

私も同じでした。人に聞かれても、困っていることが特に思い浮かばない。それなのに、毎日なんとなく疲れている。この状態がしばらく続いていました。

抜け道は、困りごとではなく行動のほうから入ることでした。昨日一日、自分が実際にやったことを思い出して、順番に書き出してみる。開店前の準備、レジ締め、予約の電話、SNSの投稿、帰ってからの入力作業。うまく書こうとせず、箇条書きでかまいません。

書き出したものを眺めると、困りごとのほうが向こうから浮かんできます。同じ内容を二度書いている作業。毎回ゼロから考え直している文章。誰かに聞かないと分からないから止まっている手続き。この「引っかかり」が、そのまま相談の材料になります。

もうひとつ持ってきていただけると早いのが、いま使っている道具の名前です。レジ、予約、会計、顧客名簿。それぞれ何を使っているか。アプリの名前が出てこなければ、スマホのホーム画面を見せていただくだけでも十分です。今あるものにつなげられるかどうかで、提案できる手が変わってくるので。

今日からできる最初の一歩

効くのは①です。ここさえ埋まっていれば、あとは話しながら出てきます。逆にここが空だと、当日の前半がまるごと思い出す時間になってしまう。

④は仮決めで十分です。決めてきたものが変わることもよくあります。それでも「ひとつ選んでみた」という状態で来ていただけると、話の芯が最初から決まっているぶん、早い。

  • ① 昨日やったことを、時間の順に書き出す。長さは気にせず、思い出せたぶんだけでかまいません
  • ② その中から「これ、また同じことやってるな」と思う作業に丸をつける
  • ③ いま使っている道具の名前を並べる。レジ、予約、会計、写真の置き場。名前が出なければ画面のままで
  • ④ 一番減らしたいものを、ひとつだけ決めておく。順番は当日一緒に考えるので、仮でだいじょうぶです

入り口の先へ

書き出したものを見て、どこから手をつけると効くのか。そこはお店ごとにかなり違います。手間の総量が大きい作業より、毎日欠かさず出てくる小さい作業から崩したほうが早いこともある。

六十分のAI活用診断では、その紙を一緒に見るところから始めています。用意が間に合わなくても、その場で書き出すところからやりますので、気負わずに。

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