写真は、投稿する日に撮らなくていい
書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)
投稿しようと思って、スマホの写真を上から下まで遡ったことはないでしょうか。今日撮ったものは無い。昨日も無い。指が止まったところで、まあ明日でいいか、と画面を閉じる。
私も何度もやりました。文章のほうは、頭の中にぼんやりあるんです。書けと言われれば書ける。写真が無い。それだけで、投稿はきれいに止まります。
妙なもので、止まった理由を後から思い返すと「忙しかったから」になっている。実際に詰まっていたのは、そこではないんですね。
撮る日と、出す日を分ける
投稿する日に写真も撮ろうとすると、条件がいっぺんに揃わないと成立しません。手が空いていて、店が片付いていて、光が入っていて、撮りたいものがそこにある。この四つが同時に揃う日は、そう多くないはずです。
だから順番を入れ替えます。撮るのは、揃った日。出すのは、別の日。写真をその日の材料ではなく、置いてある在庫として扱うということです。
在庫にするなら、置き場所がいります。カメラロールに紛れたままだと、探す手間は結局同じだけかかる。スマホのアルバムを一つ作って、店のことを撮ったらそこへ入れる。それだけで、探している時間がほとんど消えます。
撮るものも、そんなに構えなくていいと思います。仕込みの途中、届いた荷物、掃除したあとの床、書き換えた黒板。お客様に見せるつもりが無かったものほど、後から効いてきます。うまく撮れているかどうかは、読む側は意外と気にしていません。
AIに手伝ってもらうなら、写真を選んだあとの工程です。撮った一枚を見せて、これで何が書けそうか聞いてみる。何も無いところから文章を考えるより、目の前に写真があるほうがずっと早い。写真が先で、言葉は後です。
今日からできる最初の一歩
アルバムを作るところまでは、二分で終わります。溜まり始めるまでには少しかかる。一週間ぶんの写真が並んだ画面を見ると、書く気持ちのほうが先に動き出します。
全部を撮り溜める必要もありません。使うのは結局、その中の何枚かです。
- ① スマホに「店の写真」というアルバムを一つ作る。名前は何でもいいので、迷ったら今日の日付でも構いません
- ② 今日、店の中で目に入ったものを三枚だけ撮ってアルバムに入れる。商品でなくていい。道具でも、貼り紙でも
- ③ 手が空いた日に、まとめて撮る。十枚ほど溜まると、次の投稿で写真に困らなくなります
- ④ 投稿するときは、アルバムから一枚選んでからAIに「この写真で書くなら何が言えそうか」と相談する
入り口の先へ
何を撮り溜めるかは、お店によって変わります。料理を出すお店なら皿の上が中心になるでしょうし、体を触る仕事なら、そもそも人が写せない。撮れないものが多い商売ほど、何を写すかに工夫がいります。
六十分のAI活用診断では、そのお店で無理なく撮れるものは何か、というところから一緒に洗い出しています。撮り方の話ではなく、続く形を決める話です。