AIの答えがズレる、本当の理由
書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)
「AIに聞いてみたけど、なんか的外れな答えが返ってきて」——相談を受けていると、こう言われることがよくあります。試しに使ってみたAIチャットが、こちらの求めていたものと全然違う答えを返してくる。それで「うちの業種には合わないのかも」と、そこで閉じてしまう。
私も最初の頃はまったく同じでした。「新メニューの紹介文を書いて」とだけ頼んで、出てきた文章を見て「なんか違う、うちの店っぽくない」とがっかりする。何度か同じことが続いて、しばらくAIから距離を置いていた時期もあります。
AIが悪いのではなく、背景を話していなかった
あとから振り返って気づいたのは、私が頼んでいた内容には「お店の名前」も「どんな客層か」も「どんな空気の店か」も、何も入っていなかったということです。AIからすれば、どこの誰の店かも分からないまま、いきなり「紹介文を書いて」とだけ言われているようなものでした。それでは的を外して当然だったんです。
人に仕事を頼むときも、同じだと思います。初めて来たアルバイトの子に「あれ、いい感じにやっておいて」とだけ言っても、店の事情を知らなければ動きようがありません。AIも同じで、背景を話していない分だけ、答えは的外れになります。賢いか賢くないかの話ではなく、渡している情報の量の話でした。
最初の一歩
ポイントは②と③です。最初の一発で完璧な答えを求めず、背景を足しながら会話のように直していく。これだけで、同じAIでも返ってくる答えがまったく変わってきます。
- ① 次にAIに何か頼むとき、頼みたいことの前に「私は一宮で◯◯をやっている店主で」と一言添えてみる
- ② 「誰に向けて」「どんな場面で使う文章か」を一文だけ足す(例:常連さんへのLINE、初めての方向けのPOP、など)
- ③ 出てきた答えが違うと感じたら、「違う」で終わらせず「うちの場合は◯◯だから、そこはこう直して」と返してみる
- ④ 一度うまくいった頼み方は、メモに残しておいて次から使い回す
入り口の先へ
どこまで背景を話せばいいか、どんな言い方が自分の業種に合うかは、お店によって感覚が変わってきます。慣れてくると、自然と「これくらい話せば伝わる」という距離感がつかめてきますが、最初のうちは一人で試行錯誤するより、隣で見てもらったほうが早いこともあります。
20分の無料AI診断では、実際にAIとのやり取り画面を見せてもらいながら、あなたの店に合う頼み方を一緒に探しています。「これも的外れだった」という経験があるなら、そのやり取りを持ってきてみてください。