チラシ・販促物

「塗り足し」って何ですか、と聞けなかった話

書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)

チラシのデザインができあがって、あとはネット印刷に注文するだけ、というところまで来たのに、注文画面を開いた瞬間に手が止まったことがあります。「塗り足し3mm」「トンボを残してください」「解像度350dpi以上」——並んでいる言葉の意味が分からず、結局その日は注文せず、コンビニのコピー機でその都度刷る方を選びました。

デザイン自体はできているのに、最後の入稿という一歩だけでつまずく。私はこれを何度もやっています。分からない言葉が2つ、3つと重なると、「今日はやめておこう」という気持ちになるものだと思います。

怖いのはデータではなく、言葉だった

あとから分かったことですが、入稿データそのものは、そこまで難しい作業ではありませんでした。難しく感じていたのは、専門用語が日常語に翻訳されていない、その一点だけだったんです。

「塗り足し」は、印刷したあと紙を断裁するときに位置が少しずれても白い余白が出ないよう、あらかじめ絵柄をはみ出させておく余白のことです。「トンボ」は、その断裁する位置を示す目印。「解像度」は、写真や画像のきめ細かさのことです。言葉が分かれば、やることは「余白を少し足す」「印刷会社が指定するサイズで書き出す」くらいのものでした。

最初の一歩

一度意味が分かってしまえば、同じ言葉が次の注文でも出てくるだけなので、毎回一から怖い思いをすることはなくなるはずです。

  • ① 次に入稿画面を開いたとき、分からない用語が出てきたら、そのままAIチャットに貼って「これって何のこと?日常語で教えて」と聞いてみる
  • ② 意味が分かったら、自分のデータがその条件を満たしているか(塗り足しの余白があるか等)を、デザインツールの設定画面かAIに確認してもらう
  • ③ 分からない言葉が3つ以上重なったら、無理に一人で進めず、いったん保留にして詳しい人に見てもらう
  • ④ 印刷会社によって呼び方が微妙に違うこともあるので、「ここではこう書いてあるけど、さっきの塗り足しと同じこと?」と聞き直してもかまいません

入り口の先へ

実際の入稿データづくりは、チラシなのかメニュー表なのか、どの印刷会社を使うのかによって、細かい設定が少しずつ変わってきます。用語が分かっても、サイズや形式まで自分で合わせるとなると、また別の壁が出てくることもあります。

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