AIに入れていい情報、線引きしていますか
書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)
AIチャットに、お客様とのやり取りをそのまま貼り付けて返信文を考えてもらったことはありませんか。私も最初の頃は、あまり深く考えずにやっていました。名前も、来店の経緯も、時には相談の内容まで。「便利だから」で使っているうちに、何を貼って何を貼っていないか、自分でもよく分からなくなっていた時期があります。
ある日、貼り付けようとした画面を見て、ふと手が止まりました。これ、お客様が見たら嫌な気持ちになるんじゃないか。そもそも、うちは何を貼っていい・悪いを決めていたっけ——考えたことがなかった、と気づいたのがきっかけでした。
怖いのは「AIが漏らす」ことより「渡し方」
AIそのものが情報をどこかに漏らすイメージを持っている方は多いと思います。ただ実際に危ういのは、こちらが「何を渡すか」を決めないまま、便利さだけで使い続けてしまうことのほうだと感じています。線引きがない状態で始めると、線引きを考える前に習慣になってしまうからです。
一度「うちはここまでは渡す、ここから先は渡さない」と決めてしまえば、あとは毎回悩まなくていい。線引きは使うのを制限するためのものではなく、安心して使い続けるための土台だと思っています。
最初の一歩
この4つを一度メモに書き出しておくだけで十分です。毎回考えるのではなく、決めたことを思い出すだけの状態にするのがコツだと思います。
- ① お客様の名前や連絡先は、そのままの形では貼らないと決める(「Aさん」のように置き換えるだけでも変わります)
- ② 相談内容や症状など、人に特定されうる細かい話は要点だけにして、固有名詞を削ってから貼る
- ③ 経営に関わる数字(売上・目標などの生データ)は、AIチャットには基本的に入れないと決める
- ④ 迷ったときは「これ、お客様や家族に見られても平気か」を自分に聞いてみる
入り口の先へ
線引きの中身は、業種やお店の状況によって少しずつ違います。カルテのようなデータを扱うお店と、そうでないお店では、気をつける場所も変わってきます。
20分の無料AI診断では、いま実際にどんな情報をAIに渡しているかを聞きながら、あなたのお店に合う線引きを一緒に整理しています。「これはさすがに大丈夫かな」がひとつでもあるなら、一度話してみてください。