地図は合っているのに、店の前で迷わせている
書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)
予約の時間を少し過ぎて、電話が鳴ります。「いま近くまで来ているんですが、どこに停めればいいですか」。
ホームページには地図を貼ってあります。住所も書いてある。お客様は、ちゃんとその通りに来ている。
それなのに、最後の最後で止まってしまう。電話口で「そこを右です、いえ、もう一つ先の」と説明しながら、これは毎回起きているな、と思うわけです。
地図が連れてきてくれるのは、建物の前まで
地図アプリの仕事は、住所の場所まで案内するところで終わります。その先、どこから敷地に入るか、どの扉が入口か、車はどこに停めるか。ここは地図には描かれていません。
私の整体院にも、店の前とは別に、少し離れた駐車場があります。そこへの道順を案内する画像を作ったとき、曲がり角ごとに写真を撮って、矢印と一言を載せていきました。
引っかかったのは砂利の駐車場の入口でした。写真にはカラーコーンが並んでいて、どこから入ればいいのか分からない。私は迷わず「手前から4個目のコーンの先、少し間が広いところ」と答えられます。毎日見ているからです。
つまり、案内が足りていない場所は、店の人がいちばん気づけない場所です。知っている人の目には、迷う理由がそもそも映らない。電話で道を聞かれる場所があれば、そこがまさにそれです。
今日からできる最初の一歩
②でAIに見てもらうのは、店のことを何も知らない目を借りるためです。私の駐車場の写真も、入口が分からないと言われて初めて、そこが抜けていたと気づきました。
目印の言葉は、自分で決めたほうが伝わります。電話でいつも言っている言い方があるなら、それがそのまま答えです。
- ① 最寄りの大きな道から店の入口まで、自分で歩くか車で走りながら、曲がる所と入る所だけスマホで写真を撮る
- ② 写真を順番どおりにAIに渡して「初めて来た人のつもりで、この写真だけで入口まで行けるか。迷いそうな所を挙げて」と頼む
- ③ 挙がった場所ごとに、目印を一言だけ足す。「青い看板の手前」「コーンの切れ目から」くらいの短さでいい
- ④ 最近お客様に電話で道を聞かれた場所と見比べて、重なっている所から先に直す
入り口の先へ
できた案内をどこに置くかは、お店によって変わります。ホームページのアクセス欄に写真で並べるのがいいお店もあれば、予約が入った時点でメッセージで送ってしまうほうが早いお店もある。車で来る人が多いか、歩いて来る人が多いかでも、撮るべき写真が違ってきます。
20分の無料AI診断では、実際のアクセスの載せ方を見ながら、どこで迷わせていそうかを一緒に確かめています。写真がまだ無くても大丈夫です。よく道を聞かれる場所を思い出していただければ、そこから始められます。