ホームページを見た人が、予約せずに閉じる理由
書いた人: 服部健太(一宮で整体院と喫茶店を経営)
ホームページを作ったとき、私はしばらく満足していました。写真も入れた、メニューも並べた、地図も貼った。あとはお客様が来るのを待つだけだと思っていたんです。
でも、しばらく経っても予約は増えませんでした。見られていないのかと思って調べてみると、ページ自体は見られている。見に来た人が、予約せずに閉じていたんですね。
これは私だけの話ではないと思います。「作ったのに反応がない」と相談を受けるサイトの多くは、内容が悪いのではなく、最後の数歩でお客様が足を止めています。
お客様は、迷った瞬間にやめる
スマホでお店を探しているお客様は、たいてい他のことをしながら見ています。信号待ち、寝る前の布団の中、仕事の休憩時間。集中して読んでくれているわけではありません。
そういう状態の人は、少しでも「あれ?」と思うとそこで閉じます。予約ボタンがどこにあるか分からない、電話番号を押しても発信画面が出ない、初めてでも行っていいのか書いていない。ひとつひとつは小さな段差ですが、迷った時点で気持ちは切れてしまいます。
しかも、この段差は店側からはまず見えません。私たちは自分のホームページの構造を知っているので、どこに何があるか分かった状態で見てしまうからです。お客様は、まっさらな状態で初めて見ています。
最初の一歩
特に④が効きます。自分では気づけない段差が、他人の指の動きだと一目で分かるからです。「あれ、どこ押すの?」と言われた場所が、そのまま直すべき場所になります。
- ① 自分のホームページをスマホで開き、「予約する」に当たるボタンが、指を動かさずに見える位置にあるか確認する
- ② 電話番号をタップして、そのまま発信画面が出るか試す(画像になっていると押せません)
- ③ 初めての人が知りたいこと——所要時間・持ち物・駐車場・当日でも行けるか——が書いてあるか見る
- ④ できれば、事情を知らない家族や友人にスマホを渡して「ここ予約してみて」と頼み、どこで手が止まるか横で見る
入り口の先へ
ここから先——どの順番で情報を並べるか、予約への案内をどこに何回置くか、どこまで書くと安心してもらえるかは、業種やお客様の年齢層によって変わります。同じ作りにしても、整体院と喫茶店では正解が違います。
私は自分の整体院のサイトを、デザインから予約までの導線まで自分で作り、実際のお客様の動きを見ながら直してきました。「見られてはいるのに予約が入らない」という方は、一緒に画面を開いて、どこで足が止まりそうかを確認するところからできます。60分の診断で、まずは現状を見てみませんか。