AIで楽になった気がする。何分浮いたかは答えられない
書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)
お知らせの文章をAIに下書きしてもらうようになって、しばらく経ちます。前より楽になった。それは確かです。
では、何分くらい浮きましたか。そう聞かれると、言葉に詰まります。前は三十分くらいだった気もするし、一時間かかっていた日もあった気がする。いまは十分くらい? それも、ちゃんと見たわけではありません。
私も同じでした。領収書の転記だけは、月に2〜3時間かかっていたと言えます。毎月うんざりしていたので、体が覚えていた。ほかのことは、聞かれても答えられないものばかりでした。
「前は何分だったか」は、あとから測れない
AIに頼んだあとの時間は、いつでも測れます。困るのは、頼む前の時間です。手でやっていた頃にはもう戻れないので、思い出すしかない。
思い出した時間は、だいたい当てになりません。面倒だった作業ほど長く感じるし、慣れていた作業は短く覚えている。比べる片方がぼやけていると、楽になった気がする、から先に進めないんです。
楽になった気がする、のままだと困るのは、次に何を任せるか決めるときです。浮いた分が見えていれば、同じやり方を別の作業にも広げようと思える。見えていなければ、なんとなく使い続けるか、なんとなくやめるか。どちらも、もったいない。
なので、AIに渡す前に、一度だけ手でやって時間を測っておきます。きっちりでなくて構いません。始めた時刻と終わった時刻を、メモの端に書くくらいで十分です。
今日からできる最初の一歩
④の「直し終わるまで」が大事なところです。AIの返事は数秒で来ますが、そのあと読んで直す時間がかかります。そこを入れずに比べると、浮いた時間を大きく見積もってしまいます。
測ってみたら、思ったほど変わらなかった。そういうこともあります。それも立派な結果です。その作業は手のままでいいと分かれば、別の作業に手を伸ばせます。
- ① これからAIに頼んでみたい作業を、ひとつ選ぶ。お知らせの文章、返信の下書き、メニューの説明文など、毎週か毎月やっているものが向いています
- ② 次にそれをやるとき、いつも通り手でやって、スマホのストップウォッチで測る。途中で電話に出た時間は止めておきます
- ③ 測った分数を、作業の名前と一緒にメモに残す。「お知らせ文 手で 何分」のように、見返したとき分かる形で
- ④ その次の回はAIに下書きを頼んで、直し終わるまでを同じように測る。AIに頼んだ時間ではなく、自分で直して使える形になるまでが一回分です
入り口の先へ
どの作業から測ると分かりやすいかは、お店ごとに違います。毎日少しずつ時間を取られている作業もあれば、月に一度だけ重い作業もある。浮いた時間が見えやすいのは、たいてい後者です。
一宮AIラボの20分の無料AI診断では、毎週・毎月の作業を一緒に書き出して、どれから任せて、何を測ればいいかを決めるところまでご一緒しています。まずは今日、ひとつだけストップウォッチを押してみてください。