その質問、半年前の投稿で答えていた
書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)
メッセージが一件届きます。「初めてなんですが、何を持っていけばいいですか」。ありがたい質問なので、その場で丁寧に打ち返す。持ち物、着替えのこと、駐車場のこと。送ってから、ふと思います。これ、前にも書いた気がする。
自分のアカウントを開いて、下へ下へとスクロールしていく。春ごろの投稿に、ありました。同じ内容が、今日打った返事より丁寧に、写真までついて。
私も整体院のアカウントで同じことをしていました。初めての方向けの流れは何度も投稿しているのに、聞かれるたびに新しく打っていた。書いた本人が、書いたことを忘れているんです。
投稿は、出した日に一番読まれて、翌日には下へ流れる
出した投稿は、その日がいちばん読まれます。翌日には新しい投稿の下に入り、一週間もすればスクロールしないと出てきません。出した側は「もう伝えた」と思っている。読む側は、今日の投稿しか見ていない。
質問が来るのは、答えが無いからではありません。答えが流れる場所にしか置いていないからです。初めてその店を知った人は、半年前まではさかのぼりません。プロフィールと、いちばん上の数枚を見て終わります。
どのSNSにも、流れない場所がひとつはあります。上に固定できる投稿、プロフィールの下に並ぶまとめ、プロフィール欄のリンク先。そこに置いたものは、半年たっても最初に目に入る位置に残ります。
やることは、書き直しではなく、掘り出しです。答えはもう自分が書いています。しかも書いた当時は、まだ説明に慣れていないぶん、初めての人に近い言葉で書けていることが多い。今の自分が書き直すと、かえって玄人向けになったりします。
掘り出す作業は、自分でやると意外と進みません。読み返しながら「この日は雨だったな」と思い出に引っ張られて、肝心の答え探しが止まる。過去の投稿文をまとめてAIに渡して、「初めてのお客様が聞きそうな質問に答えている投稿を選んで、質問ごとに並べて」と頼むと、こちらは選び出された中から拾うだけで済みます。
今日からできる最初の一歩
③で一つに絞るのは、見つかったものを全部固定すると、今度はそこが埋もれるからです。いちばん多く聞かれるものを一つ。残りは、固定したものの反応を見てから決めます。
②で見つからなかった質問が、次に書く投稿の題材です。聞かれているのに答えがまだ無い。それ以上の題材は、なかなかありません。
- ① 今週、お客様やメッセージで聞かれたことを三つ、紙に書く。質問の言葉のまま、答えは書かない
- ② 自分のアカウントを下へスクロールして、その三つに答えている投稿を探す。見つかったら、日付だけメモしておく
- ③ 見つかった中から一つだけ、流れない場所へ移す。上に固定するか、プロフィール下のまとめに入れるか、どちらか片方で足ります
- ④ AIを使うなら、過去の投稿文をコピーしてまとめて渡し、「初めての人が聞きそうな質問に答えている投稿を選んで、質問ごとに並べて」と頼む。半年以上前のものに、思ったより残っています
入り口の先へ
ここから先は、お店ごとに違います。固定した投稿で足りる店もあれば、メッセージの返信に貼る定型にしたほうが早い店も、ホームページに移したほうが落ち着く店もある。質問がどこから来ているかで、置き場所は変わります。
一宮AIラボの20分の無料AI診断では、いまのアカウントを一緒に下までスクロールして、埋もれている答えを探すところから始めています。まずは今日、聞かれたことを三つ書き出してみてください。