分からないことを、検索だけで三十分さまよう
書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)
レジの機械に見慣れない表示が出た。あるいは、取引先から届いた書類に知らない言葉がある。とりあえずスマホで検索します。
上から順に記事を開いていく。一つめは大きな会社向けの話で、二つめは途中から商品の案内になる。三つめは、うちとは機種が違う。言葉を変えて検索し直して、また上から開く。
気づくと三十分経っていて、分かったような、分からないような。お客様が来て、そのまま閉じる。夜になって、もう一度同じ言葉で検索している。
検索は、名前を知っている人の道具
検索がうまくいかないのは、調べ方が下手だからではないと思っています。検索は、探しているものの名前を知っているときに強い道具です。名前が分からないまま入れた言葉では、似ているけれど違う話ばかり並びます。
それに、出てくる記事は誰にでも当てはまるように書かれています。一人でやっている店なのか、従業員がいるのか。そういう事情を、記事の側は知りません。読みながら自分の店に当てはめる作業を、こちらが全部やることになる。三十分かかっているのは、そこです。
AIは逆で、こちらの事情を先に話せます。「一人でやっている店で、こういう書類が届いた。何をすればいいのか」と書けば、その事情に合わせた説明が返ってくる。正式な呼び名も教えてくれます。
なので、順番を入れ替えます。先にAIに聞いて全体をつかむ。検索は、最後の確かめに使う。私も調べものの入り口はAIにしていますが、答えをそのまま信じているわけではなくて、大事なところは元の場所を自分で開いて見ています。
今日からできる最初の一歩
③まで含めても、さまよっていた頃よりずっと短く済むことが多いと思います。検索が速くなるというより、何を探しているのか分からないまま歩き回る時間が無くなる感じです。
- ① 分からないことが出てきたら、検索の前にAIを開く。自分の店の事情を一行足して、起きたことをそのまま書く。うまい言葉を探さなくて大丈夫です
- ② 説明を読んだら「これは正式には何と呼ばれていますか」と聞く。探しものの名前が手に入ります
- ③ その名前で検索して、公式の案内やメーカーのページを一つだけ開く。AIの説明と合っているかを見る
- ④ お金や届け出、期限が絡むことは、③を飛ばさない。合わないところがあれば、窓口に電話で聞く
入り口の先へ
ここから先は、お店ごとに違ってきます。AIに聞けば足りる調べものと、最初から人に聞いたほうが早いものがある。その線引きは、業種や、ふだんどんな書類や機械を扱っているかで変わります。
一宮AIラボの20分の無料AI診断では、最近調べて時間がかかったことを一つ聞かせてもらって、その場で一緒にAIに聞き直してみています。どこで事情を足すと答えが変わるのか、見てもらうのが早いので。