手書きのメモを、打ち直してからAIに渡している
書いた人: 服部健太(一宮ではかぜ整体院を経営)
レジの横に、いつもメモ帳があります。電話で聞いたお客様の名前。足りなくなった仕入れの数。思いついた投稿のネタ。手が空いたときに、さっと書く。紙は速いです。
夜になって、そのメモをパソコンの前に広げる。AIに相談したいことがあるから、まず内容を打ち込む。読めない字を思い出し、順番を入れ替え、打ち終わったころには、もう聞きたかったことの半分を忘れている。
この打ち直しが面倒で、AIを開く回数そのものが減っていく。道具が悪いのではなくて、渡し方のところで止まっているだけなのだと思います。
打ち直しは、AIに渡す前の儀式になっている
AIは文字で話しかけるもの、という思い込みが、たぶん一番の原因です。実際には、いまのAIは写真を見られます。手書きのメモを撮って渡せば、そこに何が書いてあるかを読み、そのまま質問に答えてくれます。
私も領収書を、一枚ずつ打ち込んでいた時期があります。写真を撮るだけに変えてから、月に2〜3時間が消えました。打ち込む工程が無くなると、「あとでまとめてやろう」と溜める理由も無くなります。
字が汚くても、だいたい読みます。読めなかった所は聞き返してきます。走り書きの矢印や丸も、「これは何を指していますか」と確かめればいい。きれいに書き直してから渡す必要は、ないはずです。
ひとつだけ、渡す前に見る所があります。お客様の名前や電話番号が写っていないか。メモの隅に書いた個人の情報は、指で隠すか、その部分を折ってから撮る。これは打ち直すときと同じ気遣いです。
今日からできる最初の一歩
①と②だけで、打ち直しの工程がまるごと消えます。メモ帳の使い方は変えなくていいんです。変えるのは、メモから先の一手だけです。
- ① いま手元にある手書きのメモを一枚、スマホで撮る。整えなくていい。斜めでも影が入っていても、まず撮ってみます
- ② その写真をAIに渡して、「ここに書いてあることを箇条書きにして」と頼む。読み間違いがあれば、そこだけ直す。全部打ち直すより、ずっと短い時間で終わるはずです
- ③ 読めた箇条書きに、本当に聞きたかったことを一行足す。「この中で、今週やるべき順番は」「この仕入れ、先月より増えている気がする」など、紙を見ながら浮かんだ疑問そのままで構いません
- ④ 名前や電話番号が写るメモは、撮る前に隠す。渡していい情報の線は、紙でも画面でも同じです
入り口の先へ
ここから先は、お店ごとに違います。毎日撮る紙が領収書なら集計まで自動にできますし、お客様とのやりとりのメモなら、次の提案の材料に変わります。何を撮ると一番楽になるかは、メモ帳の中身を見ないと決まりません。
一宮AIラボの20分の無料AI診断では、お店で実際に使っているメモ帳やノートを一緒に見て、「どれを写真のまま渡すと楽になるか」をその場で選んでいます。まずは今日、手元のメモを一枚撮ってみてください。